1936 Gibson L-5 Advanced Model previously owned by Marty Grosz
トラッドジャズ界の至宝、Marty Groszから直接譲り受けた1936年製L-5アドヴァンスドモデル。
オーナーは、弦高廻りの調整以外、譲り受けたママの状態で使用しているということだ。
一見新品と見間違うほどの綺麗な状態は、実は1960年代にGibsonの工場でレストアされたものらしい。
上品なサンバーストやラッカーの掛け方を見る限り、悪名高い1968年以降の仕事ではなさそうだ。
仕事の丁寧さを考えると、おそらく1965年以前と思われる。
ただ、ハードウェアも同時にレストアされたらしく、オリジナルパーツはリプレートされ、消耗したパーツは当時の新品に交換されている。
- 一見ミントコンディションだが、1960年代前半にGibson社でレストアされたということである。60年代後半のひどい仕事に比べると、オリジナルをよく理解して素晴らしい作業が行われたことが分かる。
- 現役で使用されていた楽器のわりに、バックル等の打痕も無く、バックの状態も良い。
- 1960年代前半に行ったレストア以前のネック打痕以外は、新品並みのコンディションに見える。
- 大きめのスクリプトロゴだが1937年のように雑ではない。
- ペグはWaveryに交換されている。他のパーツと合せて光沢ありゴールド。
- ハカランダ製ブリッジもオリジナルではなく、レストア当時の物。
- ピックガードステイはレストア当時のものに交換されている。
- テイルピースはオリジナルだが、レストア時にリプレートされていて、現代的な光沢がある。
- ケースはオリジナルではなく、レストア当時のL-5用Gibsonケースに収められている。Wes MontgomeryのCESもこのケース。
- 楽器に同梱されていたMarty Groszからの証明書。本人が抱えた写真に自署。