Facebookで見つけた貴重な写真。
Eddie Condonは古くは4弦バンジョー奏者だった。テナーもプレクトラムも演奏したように思われるが、自分名義のバンドで活躍するようになってからは、プレクトラム・スタイルの4弦ギターが彼のトレードマークになった。
戦後の写真では、バンジョーのPB-250ネックをギターボディにつけたようなGibson Eddie Condon Customを弾いているものが多いが、Eddie Condonと言えば、このファンシーインレイが付いたL-7Pだ。
LP時代のアルバムジャケットでEddie Condonがこのギターを持った写真を見たことがあるが、鮮明な生写真は貴重。
そしてこの楽器が動態保存されているという事実もうれしい。
- プレクトラムなのでギターよりスケールが若干長い。 また、ピックガードはギター(L-7)よりもスリムな形状となっている。
- 同年製のL-7と同じく17インチボディ。F穴の位置からXブレイシングと推察される。
- 同年製のL-7と同じピクチャフレームインレイ
- ネックヒールの形状から推察するとメイプル3ピースネックではなく、マホガニー1ピースネックかもしれない。
- テイルピースの意匠から、1938年製と推定
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参考:
こちらはテナー仕様の1938年製L-7