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D’Angelico L-5 copy

ご機嫌なFats Waller and his Rhythmの演奏。
Fats Wallerと言えば、ギターはAl Casey。
Al Caseyの弾いているギターは16インチのGibson L-5に見えるが、実はD’Angelico製のL-5コピーなのだそうだ。

以下、瀬谷徹さんのFacebook投稿から引用。

D’Angelico Guitars

1932年からの初期はGibson L-5 のコピー・モデル、年代から1929年製のGibson L-5 を参考にしたのだろう。ただし、Gibson L-5 は16-inch だがD’Angelico は16.5-inch のようだ。Gibson L-5 に比べ、低音が膨らんで聴こえるのはここいら辺か?

1936年からオリジナル・モデルを発売する。
Style A : 17-inch、パラレル・ブレイシングだが、僅かにX・ブレイシングも存在する。ドット・インレイ、発売当時はGibson L-10 と同じ$150

Style B : 17-inch、パラレル・ブレイシングだが、僅かにX・ブレイシングも存在する。ブロック・インレイ、発売当時はGibson L-12 と同じ$200

Excel : 17-inch、X・ブレイシング、私たちがよく知っているヘッド・デザイン。ただし、New Yorker のような階段型テイルピースになるのは1943年から。発売当時はGibson L-5 と同じ$275

New Yorker : 18-inch、X・ブレイシング、ゴールド仕様。発売当時はGibson Super 400 と同じ$400