1936 Epiphone Masterbilt De Luxe
瀬谷徹氏所有の1936年製 Epiphone Masterbilt De Luxe。シリアルナンバー#10439。
同モデルの初期型として非常に珍しい個体で、状態もニアミント。
- この頃の塗装は褪色している固体が多い。
- ボディは17インチ、スケールはギブソンより長い。 また、くびれがギブソンより深いのが特徴。
- 真珠貝の雲の形をしたインレイ。 初期型は溝に黒色を付けた凝った仕様であった。
- エビフォンの特徴であるストレート・ブリッジとロゴが刻印されたテイルピース。 後期のテイルピースはおなじみの長短2分割型になる。
- この最初期仕様は2年もなく、非常に珍しいとされる。また、この仕様でナチュラル仕上げをたまに見るが、この頃はまだナチュラル仕様はない。想像になるが、褪色した固体が多く、サンバーストを剥いでナチュラルにしたのではないだろうか。
- この頃の特徴のひとつでもある太いボディ・バインディング。
- 特徴的なチェロ形fホールと大きなピックガード。 テイルピースは、この頃しか使われなかったフラット・テールピース。
- 初期型のヘッドは所謂7:3分けの髪型に似た形であった。後期は5:5分けになり、花のインレイも少し小さくなる。
- この頃のオリジナルはグローバー・ペグだが、ウェーバリーが付いていたためにGOTOH のXフィニッシュ・ペグに替えた。ネジはマイナス・ネジ。